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2024年12月9日勉強会「国連は本当に世界を変えられるのか」開催報告

2024年12月9日(火曜日)、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部において、星野俊也先生(JIU監査官、JSAG副会長)による勉強会が開かれ、6名が現地参加、4名がオンライン参加されました。

勉強会は「国連は本当に世界を変えられるのか」をテーマに、まず星野先生による28の国連組織を監査する国連システム合同監査団(JIU)の活動についてのプレゼンが行われ、また、三つの国連-第一の国連(加盟国主体)、第二の国連(国連職員主体)、第三の国連(学者、NGO、専門家等)の考え方が紹介されました。

その後、オンライン・対面の参加者による、仕事のやりがい、難しさから、国連の予算システム、重複する活動、効率と効果、法の支配の大切さ、民間企業との連携、またトランプ政権によってどのように国連・世界が影響を受けるのか等について、ざっくばらんな意見交換が行われました。

対面の参加者はその後、会場近くのイタリアレストランで懇親会を行いました。

次回の勉強会(日時・場所未定)への皆様の参加をお待ちしております! 




横浜薬科大学のオンラインでのWHO訪問

  20201124日(火)、国際機関における活動や医療英語、邦人職員の国連での経験を学ぶこと等を目的として、横浜薬科大学の学生・教職員等約40名が、オンラインでWHOを訪問しました。

 約1時間半のセッションでは、モデレーターを後藤貴浩テクニカルオフィサーが務め、まず前半に、WHO Briefing CentreDorine van der Wal担当官より、WHO組織、公衆衛生、メンタルヘルス、たばこ規制枠組条約、緊急事態への対応、また、ACT Accelerator等のCOVID-19対策といった、WHOの活動について、英語で説明や質疑応答がなされました。

 次に、邦人職員である井澤有里絵テクニカルオフィサーより、職務経験として、地理情報システム(GIS)を活用したコレラ対策(ナイジェリア)やエボラ出血熱対策(コンゴ民主共和国)について、また、陣内由佳テクニカルオフィサーより、UNボランティアや外務省の邦人若手職員派遣制度JPO)等について、日本語で説明がなされました。




JSAG主催JPOオンラインキャリアセッション

ジュネーブ国際機関日本人職員会(JSAG)では、1月24日(金)にJPOオンラインキャリアセッションを開催しました。

JPO(Junior Professional Officerの略)派遣制度は、各国政府の費用負担を条件に国際機関が若手人材を受け入れる制度です。当日は、現役JPOまたはJPO経験者である以下の方々が、それぞれのキャリア・業務を紹介し、参加者との質疑応答を行いました。
  • 兼高佐和子:Corporate Alliances Specialist, Corporate Fundraising, Private Fundraising and Partnership, UNICEF
  • 三宅紗知子:Technical Officer, Programme Resource Management, Polio Eradication Department, WHO
  • 及部周介: Technical Officer (JPO), Small and Medium Enterprises Unit, Enterprises Department, ILO
  • 赤崎元太:Partnership Officer (JPO), Division of Resilience and Solutions, UNHCR
  • 村井瑛未: Audit Coordination Officer (JPO), Division of Financial and Administrative Management, UNHCR(ファシリテーター)

本セッションはジュネーブ外にお住まいの方にもご参加いただけるよう、Facebookでライブ配信されました。録画は以下リンクにて公開しております。




尚、本セッションはJPO制度自体の説明をするものではありません。JPO制度については、外務省国際機関人事センターの下記サイトをご確認下さい。


群馬県立中央中等教育学校のジュネーブ訪問

2019年8月19日~22日にかけて、群馬県立中央中等教育学校の3、4年生22名、および同校教諭2名がジュネーブの国連・国際機関を訪問されました。本研修は、国際社会の課題や解決手段、さらに国連・国際機関で働く意義や喜びについて学び、グローバル・リーダーとしての意識と資質を高めることを目的としています。

今回は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際労働機関(ILO)、世界保健機関(WHO)の3機関を訪問されました。


UNHCRでは、村井瑛未財務副担当官と赤崎元太パートナーシップ副担当官から、UNHCRの組織・活動内容についての講義の後、現在の仕事内容やこれまでの経験が紹介されました。学生からは、「国内避難民の人が国境を越えられない理由は何か」「難民受け入れ先の政府に資金的支援はするのか」「JPO(※外務省の邦人若手職員派遣制度)の試験ではどのようなことが問われるのか」など、活発に質問が挙げられました。

ILOでは、企業局中小企業ユニットの及部周介技官より、ILOの組織・活動概要、中小企業ユニットでの仕事内容について講義が行われました。質疑応答では、日本が未批准の国際労働条約について、どのような理由・背景があるのかなど、様々な質問が挙げられました。

講義後は、ILOの若手職員と昼食をとりながら、国連機関での仕事やこれまでの経歴についてざっくばらんに意見交換を行いました。


WHOでは、EBルームにおいて、WHO Briefing Centre, Health and Multilateral PartnershipsのDorine van der Wal担当官より、公衆衛生、感染症、生活習慣病等の対策といったWHOの活動内容について、対話形式で、英語で説明がなされました。次にエボラ対応の最前線で活躍する井澤有里絵技官より、具体的な仕事内容について講義が行われ、生徒からも、「なぜコンゴでエボラ感染が起こるのか」「派遣されるチームの人数は」「緊急事態宣言がなされるのはどのような場合か」など、積極的に質問がなされました。


「少年少女国連大使育成事業」ジュネーブ訪問

2019年7月30日、公益社団法人日本青年会議所が主催する「少年少女国連大使育成事業」の参加学生(日本の中学1年生~高校3年生)33名、および同会議所メンバー23名がジュネーブの国連機関を訪問されました。本事業は、国連持続可能な開発目標(SDGs)について海外研修を通じて学び、帰国後各地域でSDGsに関する啓蒙活動を実施することで、参加学生が国際協力の担い手として成長することを目的としています。

今回は、国際労働機関(ILO)、世界保健機関(WHO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の3機関を訪問されました。

ILOでは、館内見学後、野口好恵上級労働法専門官からILOの組織およびディーセント・ワーク(SDG8)実現に向けた活動内容について講義が行われました。

中でも、ILO中核的労働基準に含まれる児童労働・強制労働の撲滅(SDG8.7)について、現在の課題やILOの役割が詳しく紹介されました。学生からは、「各国の労働者・使用者代表はどのように選出されるのか」「明日食べる物にも困っている家族が児童労働をやめるにはどうすればよいのか」「先進国に住む人々は途上国での児童労働や強制労働の撲滅のために何ができるのか」など積極的に質問が挙げられました。

UNHCRでは、村井瑛未財務副担当官と赤崎元太パートナーシップ副担当官から、UNHCRの組織や活動内容についての講義の後、現在の仕事内容やこれまでの経験が紹介されました。

学生からは、「難民発生を未然に防ぐ取り組みはあるか」「現地政府の取り組みはどのように支援しているか」「難民が来ることによる影響や差別を取り除く活動は行っているか」などの質問があり、講義後も質問の列ができるほど熱心な様子が見られました。

WHOでは、館内見学後、谷村忠幸技官からWHOの概要について講義が行われました。さらに渡部明人技官から、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とSDGsの関連、WHOの取り組みについて詳しく紹介され、活発な質疑応答が行われました。




一行はジュネーブの後、持続可能な都市開発のモデル都市であるスウェーデン・マルメ市にも訪問し、行政・民間企業による事業を見学後、日本に無事帰国されました。参加学生は本研修を元に、各自の地域でSDGsに関する啓蒙活動に取り組まれる予定です。

「奈良県次世代養成事業」ジュネーブ訪問

2019年3月14日、奈良県次世代養成事業でジュネーブを訪問中の青年団(奈良県出身の学生又は奈良県内の大学等に通う学生)と、JSAGを代表して世界保健機関(WHO)の職員等が座談会を行いました。5名の大学生等が参加され、国際機関での仕事や職員のこれまでの経験等について、活発な質疑応答が行われました。



学習院女子大学によるジュネーブ訪問

2019年2月26日から3月5日まで、学習院女子大学の中島崇文教授率いる学生の皆さんが、ジュネーブにある国連・国際機関を訪問されました。

6回目となる今回は、14名の学生さんが参加されました。

滞在中は、国際労働機関(ILO)、国際移住機関(IOM)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)、世界知的所有権機関(WIPO)、グローバルファンド、および在ジュネーブ国際機関日本政府代表部の、計9つの機関を訪問し、それぞれの職員から説明を受けました。

さらに、ジュネーブ大学の日本語の授業や国連本部の見学ツアーへの参加、国連図書館、国連博物館、国際赤十字博物館などを見学されるなど、充実したスケジュールを過ごされたとのことです。



うちWIPOでは、職員も利用するカフェテリアでの昼食の後、職員によるプレゼンテーションと活発な質疑応答の場を楽しみ、簡単な施設見学を行いました。



参加者から寄せられた感想をご紹介します。

 「専門的な業務内容は、きっと難しく理解しにくいだろうと思っていたが、職員の方々のお話を伺って、実際には身近な問題だと認識を改めることができた」

「職員の方々が、国際公務員として、強い信念と熱意をもって日々仕事に向き合われていることが印象的で、将来自分もそんな仕事を見つけたいと思った」

「国際機関で働くためのキャリア形成の方法や、必要なスキルや態度、海外で生活し働くことの苦労話などを生の声として聞くことができ、参考になった。」

「各国際機関が今現在取り組んでいる具体的なプロジェクト、それに対する課題と挑戦を学ぶこことができたのは、日本ではなかなかできない経験だった」







文責:モンルワ幸希(WIPOジュネーヴ本部/著作権・クリエイティブ産業部)

JSAG主催「国際機関訪問ツアー」の開催報告


JSAG主催「国際機関訪問ツアー」の開催報告

2019116日、JSAGの主催により、学生を対象とする「国際機関訪問ツアー」が実施されました。
これまでも、JSAGでは日本の大学などの依頼を受けて、ジュネーブを訪れるスタディーツアーの調整や受入れを行って来ました。その一方で、ジュネーブやその周辺で日頃、留学生として学びながらも、国際機関に接する機会のない学生さんも大勢おられます。

そこで、今回は、初の試みとして、JSAGが自らツアーを主催し、国際機関に勤務するメンバーがリレー方式で、学生さんを施設内にご案内。国際機関の内部の様子や、仕事の実際を肌で感じていただく企画を立てました。

ツアーには予想を上回る22人が応募。ジュネーブやスイス国内にとどまらず、英国、スウェーデン、さらにはチェコからの参加者もあり、学生の皆さんの関心の高さを知ることが出来ました。


今回の訪問先は、以下の5機関です。
 ・世界保健機関(WHO
 ・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR
 ・世界知的所有権機関(WIPO
 ・世界貿易機関(WTO
 ・国連人権高等弁務官事務所(OHCHR

参加者は、これまでテレビでしか見たことのない、総会の会場やラウンジなどに入り、少々緊張気味でしたが、先輩職員たちの話しに真剣に耳を傾けていました。特に、各機関での仕事の方針や役割、求められる人材などの説明には、参加者から様々な質問が寄せられました。



ツアーを終えた参加者からは「様々な機関を一度に回ることで、機関ごとの特色や雰囲気の違いが感じられた」「実際に勤務されている職員から話しを聞くことができ、大変有意義であった」「今後の進路を考えるにあたって励みになった」と言った感想が語られました。

JSAGでは、今後も、グローバル社会を担う若い世代の育成のため、日本人留学生などを対象に、様々なサポートを行っていきたいと考えています。


宇野公子・学習院女子大学教授と学生の皆さんによるジュネーブ訪問




2018年9月7日から9月12日まで、学習院女子大学の宇野公子教授率いる学生の皆さんが、 ジュネーブにある国連・国際機関を訪問されました。

宇野先生ご自身、30年近くの間、国際労働機関(ILO)、経済協力開発機構(OECD)、国際連合(UN)、世界銀行(WB)など、様々な国際機関で働いてこられたキャリアをお持ちです。

ここ数年、ジュネーブの国連・国際機関スタディツアーを毎年実施しており、今年は東京工業大学、東北大学、東京外国語大学、東京大学、お茶の水女子大学、学習院女子大学、神戸大学、福島工業高等専門学校から、21名の学生さんが参加されました。

滞在中は、国連労働機関(ILO)、国際貿易センター(ITC)、国際移住機関(IOM)、国際連合人権高等弁務官事務所(OHCHR)、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)、国際連合貿易開発会議(UNCTAD)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連世界保健機関(WHO)、世界知的所有権機関(WIPO)、世界貿易機関(WTO)、そしてジュネーヴ国際機関日本政府代表部の、計11の機関を訪問し、それぞれの職員から説明を受けました。


うちWIPOでは、3人の日本人職員が対応しました。参加者は、各職員のプレゼンテーションを聞いた後、非常に活発な質疑応答の場を楽しみました。

参加された学生さんからよせられた感想をご紹介いたします。

「ジェンダー、国際特許出願、著作権法と、御三方それぞれのお仕事についてお話しいただき、ジュネーブに本部を置く国際機関の中でも専門機関であるWIPOの独自性を感じることができました。また、キャリア形成についても非常に具体的に説明をいただき、国際機関職員を志す私たちにはとても参考になりました。」

「特許や著作権は人々の発明や創作を奨励するものである一方で、世界規模で特許や著作権の適切なバランスを図ることの難しさを感じました。そうした問題にWIPOの職員の方々が情熱と誇りを持って取り組まれている姿に魅力を感じました。また、私も将来は国連で働きたいという思いがあり、講演頂いた方々のキャリア形成のお話はとても参考になりました。」

「大学で知的財産法を学んでいたこともあり、WIPOの活動には興味がありました。先進国、途上国ともに自国の国益を考えるなかで、WIPOが世界規模のポリシーメイカーとして、文化や技術の振興に携わっていることを学びました。」

「WIPO訪問で1番心に残った事は、WIPOがLGBTや障がいを持つ方を含めて多様な人材が働きやすい環境を整え、その最前線に日本人職員がいるという事です。日本でもトランスジェンダーの受け入れを表明する大学が出始めた事に関連し、今日のお話を聞くことができよかったです。実際にカフェテリアでの食事中も、白杖を持った方を見て、WIPOの環境が整っているのではないかと感じました。今後、公務員として地域の人々に貢献したいと考えていますが、改めて、多様なバックグラウンドを持った人々と共生する大切さを学ぶことが出来ました。自分のキャリアに今日の経験を活かせればと思います。」



文責:モンルワ幸希(WIPOジュネーヴ本部/著作権・クリエイティブ産業部)