ジュネーブ国際機関日本人職員会 (JSAG)

前JSAG会長高木善幸氏への在外公館長表彰


皆さんこんにちは。11月26日に前
JSAG会長の高木善幸氏が長年に渡るジュネーブ国際機関日本人会にされてきた貢献を讃え、寿府代の山崎大使から在外公館長表彰が授与されました。高木さんは2004年のJSAG設立にもご尽力され、2009-12と2019-20の2回JSAGの会長も務められました。今年いっぱいでWIPOを退官されて日本にお帰りになられます。高木さんの築き上げたJSAGの地盤をしっかりと守り、更に充実した会に発展させて行きましょう。高木さん、どうぞお元気で日本でのご活躍とご健康をJSAG幹事一同ご祈念いたします。

現JSAG会長上岡惠子


前JSAG会長高木善幸氏からJSAGへ

20036月のエヴィアンで行われたサミットに当時の小泉首相が出席されましたが、その折に、ジュネーブ代表部の取り計らいで、国連で勤務する邦人職員と首相との懇談会が設けられました。これをきっかけに、ジュネーブで働く邦人国連職員の横断的な親睦組織としてスタートしたのがJSAGでした。

当時は、中国がWTOに加入して間もなくで、その後、ジュネーブコンセンサスと呼ばれ、グローバリゼーションを更に深化させるための政策協調を推進しなくてはいけないとの一般的合意のもとで、国際機関の役割が強調され、日本としても一層の貢献を国際社会に行おうとしていた時代でした。日本でも、国際機関に勤務してみようかという人が増え始めていたように思います。私も、このころから、世界各地から国連への応募の照会を日本人から受けるようになりました。一方、ジュネーブでも、複数の国際機関をまたいで、ポストを探すキャリア志向の方々が出てきました。

親睦会のようなイベントは、JSAGが全く知られていない当初は、知名度を上げるためには役立ちましたが、もう少し、就職活動に役立つような活動も必要との指摘を受けて、JSAGの活動も、変わってきました。そこで、いろいろな国際機関で勤務している方々からのお話を伺ったり、日本から出張でこられた高官の講演会などを行ったりしました。このころの苦労話としては、国際機関やジュネーブ代表部の会議室を借りることには、セキュリティーなど諸般の事情から躊躇があって、憚られました。場所の確保のために、近隣の公民館のようなところを借りたりして、転々としました。今は、講演会は、オンラインで制約なくできるので、このような問題はなさそうです。

講演会の内容は、いつもハイレベルなので、知的刺激がありました。ジュネーブには多くの機関があり、会員同士の啓発も、専門分野が違うため、関心も高まりました。ちょっと専門的すぎるかなあと思ったテーマでも、案外、同じような国際機関共通の課題が指摘されて、知恵を出し合うことが役に立ったケースもありました。JSAGOBになってから、講師で来てもらった滝澤前会長のような末永いサポーターとして貢献いただいている方に支えられ、いろいろな世代の会員が交流できたのもよかったと思います。

最近の優先課題は、ウェブサイトやSNSでのJSAGのプレゼンスを高めることでした。若い世代の会員が率先してマルチメディアを活用してくれたので、モメンタムも維持できているように思います。

肩の凝らない、役に立つ、長続きする会となるよう陰ながら応援しています。

横浜薬科大学のオンラインでのWHO訪問

  20201124日(火)、国際機関における活動や医療英語、邦人職員の国連での経験を学ぶこと等を目的として、横浜薬科大学の学生・教職員等約40名が、オンラインでWHOを訪問しました。

 約1時間半のセッションでは、モデレーターを後藤貴浩テクニカルオフィサーが務め、まず前半に、WHO Briefing CentreDorine van der Wal担当官より、WHO組織、公衆衛生、メンタルヘルス、たばこ規制枠組条約、緊急事態への対応、また、ACT Accelerator等のCOVID-19対策といった、WHOの活動について、英語で説明や質疑応答がなされました。

 次に、邦人職員である井澤有里絵テクニカルオフィサーより、職務経験として、地理情報システム(GIS)を活用したコレラ対策(ナイジェリア)やエボラ出血熱対策(コンゴ民主共和国)について、また、陣内由佳テクニカルオフィサーより、UNボランティアや外務省の邦人若手職員派遣制度JPO)等について、日本語で説明がなされました。




グローバル国連日本人職員会Newsletter「コロナ下のジュネーヴ」

JSAGでは「コロナ下のジュネーヴ」と題して、ジュネーヴにオフィスを持つ10機関の職員の方々から、コロナ禍がオフィスや機関のタスクに及ぼした影響について、寄稿いただきました。様々な機関の視点で書かれた興味深い内容となっていますので、是非ご一読下さい。
尚、この記事はグローバル国連日本人職員会Newsletterにも後日掲載予定です。

JSAGウェビナー: SWOT analysis on being Japanese in international organisations

JSAGウェビナーシリーズの今年度第一回が1012()に行われました。Greycellsの協力のもと、国際機関での日本人職員としての強みや注意点などについて、元国際機関幹部の方々に忌憚ないお話をしていただきました。興味深いトピックなので日本人職員同士で是非じっくり話したいというお声をいただきましたので、11月中に今度は日本語でSWOTの内容についてカジュアルな意見交換する会を設ける予定です。詳細は後日JSAGMLよりご連絡致します。皆様のご参加をお待ちしております。

JSAG会長就任にあたって―上岡恵子氏


国連合同監査団(JIU)副議長 上岡恵子

JSAGの皆様

20204月より高木さんからバトンを引き継ぎ会長に就任した上岡です。ロックダウンが続く中、皆様に直接お会いしてご挨拶する事が叶いませんが、書中にて就任の挨拶とさせて頂きます。私は30年国連機関(UNDPILOJIU)で勤務し、ニューヨーク、ジュネーブ、バンコク、東京、再びジュネーブで、同郷、異郷の上司、先輩、同僚、部下達とお互いに助け合って生き残って来ました。どんな任地や部署に就いても、人との繋がりと的確な情報を持つ事が早くに適応し、自分の能力を発揮出来るのではないかと思います。JSAGとそこから繋がる人と情報のネットワークを駆使して、皆様の仕事と個人生活が充実したものになればと思います。

前会長の高木さんとはJSAGの前身であるJPUNの立ち上げの時から幹事役員としてご一緒させて頂きました。その後は創設メンバー達も三々五々定年退職されたり転勤等でジュネーブを離れたりし、高木さんが新旧のメンバーと共にずーっと砦を守ってくださいました。その間201020122018-2020の合計4年間会長としてリーダーシップを発揮されJSAGの活動を更に活発に盛り上げて下さいました事に心から感謝いたします。又、会長を支え様々な活動を企画実行されてきた幹事の皆様ありがとうございました。代表幹事の和氣さん、浅海さん、とりまとめ役お疲れ様でした。高木さん、和氣さん、浅海さんの新しい人生のご成功とご健康を心からご祈念いたします。

これからは新代表幹事の城取さん、浅井さんとの三つ巴で皆様の築き上げた活動基盤を更に活発に盛り上げていきたいと思います。顧問の國井様、幹事の皆さまと柿沼書記官にはこれからも引き続きご支援とご協力お願いいたします。会員の皆様のご意見やご希望を取り入れて、楽しくお役に立つJSAGにしていきましょう。

JSAG会長退任にあたって―高木善幸氏


世界知的所有権機関(WIPO)事務局長補 高木善幸


JSAGのメンバーの皆様

2018年春より、現在顧問をしていただいている國井様から引き継いで、2年間、2度めのJSAG会長を務めました高木です。期間中、皆様のご支援を賜り、いろいろな充実したプログラムと新しい活動を行うことができて、とても良かったと思います。会員の皆様も満足されていることを願います。これもひとえに、多くの幹事さんの尽力と創意のおかげです。講師などで色々な知見を共有していただいた有識者やOBOGの方々にも感謝申し上げます。私の任期中、幹事代表を務めていただき、幹事の方々の提案の取りまとめや、代表部を含む関係各所との調整をしていただいた、2018年度の幹事代表の辻田岳さん(IFRC)、2019年度の浅海誠さん(ILO)、和氣未奈さん(ILO)には、大変お世話になり、この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。

この期間中、ジュネーブ代表部大使より、在外公館長の表彰をJSAGが頂戴したことは、これまでの活動への評価とともに、今後の活動への激励でもあったと思います。色々ご配慮いただいた、代表部の柿沼書記官には、深謝いたします。

新型コロナの影響で、皆様には直接お目にかかってお礼できないのですが、このような形での引き継ぎも新しい試みとして、柔軟に受け入れていかねなくてはいけない時代となりました。今回、皆様のご賛同を得て、国際機関での経験豊富なJIU副議長の上岡様にバトンタッチすることができますことは、誠に心強いことで、今後のJSAGのさらなる発展にとって、最高のリーダーを得たと確信します。新体制でも、いろいろな活動に、皆様の奮ってのご参加をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

退任したJSAG旧会長 高木善幸