群馬県立中央中等教育学校のジュネーブ訪問

0 件のコメント
2019年8月19日~22日にかけて、群馬県立中央中等教育学校の3、4年生22名、および同校教諭2名がジュネーブの国連・国際機関を訪問されました。本研修は、国際社会の課題や解決手段、さらに国連・国際機関で働く意義や喜びについて学び、グローバル・リーダーとしての意識と資質を高めることを目的としています。

今回は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際労働機関(ILO)、世界保健機関(WHO)の3機関を訪問されました。


UNHCRでは、村井瑛未財務副担当官と赤崎元太パートナーシップ副担当官から、UNHCRの組織・活動内容についての講義の後、現在の仕事内容やこれまでの経験が紹介されました。学生からは、「国内避難民の人が国境を越えられない理由は何か」「難民受け入れ先の政府に資金的支援はするのか」「JPO(※外務省の邦人若手職員派遣制度)の試験ではどのようなことが問われるのか」など、活発に質問が挙げられました。

ILOでは、企業局中小企業ユニットの及部周介技官より、ILOの組織・活動概要、中小企業ユニットでの仕事内容について講義が行われました。質疑応答では、日本が未批准の国際労働条約について、どのような理由・背景があるのかなど、様々な質問が挙げられました。

講義後は、ILOの若手職員と昼食をとりながら、国連機関での仕事やこれまでの経歴についてざっくばらんに意見交換を行いました。


WHOでは、EBルームにおいて、WHO Briefing Centre, Health and Multilateral PartnershipsのDorine van der Wal担当官より、公衆衛生、感染症、生活習慣病等の対策といったWHOの活動内容について、対話形式で、英語で説明がなされました。次にエボラ対応の最前線で活躍する井澤有里絵技官より、具体的な仕事内容について講義が行われ、生徒からも、「なぜコンゴでエボラ感染が起こるのか」「派遣されるチームの人数は」「緊急事態宣言がなされるのはどのような場合か」など、積極的に質問がなされました。


0 件のコメント :

コメントを投稿