JSAG講演会「身近になる宇宙と課題解決への適用」(JAXA・落合治氏)が開催されました
2017年5月19日(金)、地球観測政府間作業部会(Group on Earth Observations: GEO)事務局において全球地球観測システム(Global Earth Observation System of Systems: GEOSS)の構築を行うため、地球観測システムとデータ情報システムの専門家として宇宙航空研究開発機構(JAXA)からご出向中の、落合治(おちあい・おさむ)氏によるJSAG講演会「身近になる宇宙と課題解決への適用」が開催されました。
地球を観測する人工衛星からのデータが有効な手段として社会に浸透しつつあり、多くの国連機関においても利用が拡大しています。災害の被害地域の把握、気候変動のモニタリング(氷河の消失、二酸化炭素濃度、海面水温など)、環境監視(土壌水分による干ばつ地域の把握、森林違法伐採監視など)等の分野での、政策的意思決定の根拠を提供するための衛星データの活用事例を、たくさんの動画や写真とともにご紹介いただきました。さらに、衛星データとその他のデータを組み合わせることによる応用(感染症対策など) と、SDGsに対する貢献、国際協力による地球観測データが果たす広範囲に渡る可能性についてもお話しいただきました。
さまざまな国際機関、日本政府代表部、大学院などから20名の方にご参加いただき、普段聴く機会のない貴重なお話を聴けてとても刺激的で勉強になったと、たいへん好評でした。
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