3年間のJSAG会長職を終えるにあたって

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グローバルファンド 國井 修


  2015年3月よりJSAG会長を務めさせて頂き、3年の任期を終えることになりました。
 皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
 JSAGはすべてボランティアで成り立っていますので、私の会長としての方針は、企画運営する側も、参加する側も、無理なく、楽しく、有意義に感じてもらうことでした。
 3年間のJSAGの活動で推進したいことが3つあり、実際に以下のようなことを実施しました。
 1つめはニーズと活動の見直し。ジュネーブの国際機関に勤務する邦人職員の交流・親睦がJSAGの重要な目的ですが、 10 年以上もジュネーブに住んでいらっしゃる方から、JPOや職員になって間もない方まで様々で、皆様のニーズやご意見をお聞きしました。
 その結果、長くいらっしゃる方々はそれほど頻繁に邦人職員との交流・親睦を望んでいるわけではなく、ジュネーブに来て間もない方々は多くの情報やアドバイスを欲していました。そこで、古くからいらっしゃる方を講師やアドバイザーとしてお迎えしながら、様々な講演会や交流会、気軽に参加できる親睦会などを企画しました。
 2つめは若者パワーの活用。ジュネーブの国際機関には多くのインターン、JPOが来ていましたので、JSAGの活動の企画・運営にも積極的に参加して頂きました。交流会・懇親会のみならず、講演会や勉強会なども企画して頂きました。国際機関に就職するためのキャリア説明会、国際機関面接のアドバイスなども実施しました。
 ジュネーブ国際機関日本政府代表部(日本政府代表部)は、国際機関における邦人職員の増強を積極的に支援してくださっていましたので、JSAGとしてもいろいろな形で連携、ご協力させて頂きました。
 3つめは情報発信とネットワークの強化。JSAGのホームページやFacebookを立ち上げ、ジュネーブの様々な国際機関の活動や邦人職員の活動を発信し、「ネルソン・マンデラの日」「世界難民の日」「世界結核の日」などの国際的な記念日にその意義を説明するエッセイを掲載しました。
 また、日本の国際開発ジャーナル誌に「ジュネーブ便り」という欄を設けて頂き、ジュネーブにある国際機関の活動、邦人職員の活動をご紹介して頂きました。
 これらを通じて、日本に住んでいらっしゃる方々に国際的な課題に目を向けて頂き、国際機関の活動にご関心を持って頂けたとしたら幸いです。
 またネットワークはジュネーブにいる邦人職員のみならず、日本からジュネーブに会議や視察でいらっしゃった方々との交流なども含めて広げてきました。日本への一時帰国や出張をされるJSAGの邦人職員には、日本の大学などで講義をして頂き、情報発信やネットワーキングをして頂きました。
 私の任期中にできなかったことは、国連フォーラムやワシントンDC開発フォーラムなどとの交流、意見交換です。それらの幹事の方々と個人的に交流はもっていましたが、会としての正式な連携・協力はできませんでした。
 また、ジュネーブには多くの国際機関があり、発信すべき日本人の多くの活躍があるのですが、未だ十分にご紹介しきれていなかったのが心残りです。
 それでも、私としては多くを学び、楽しませて頂いた3年間です。
 ご支援・ご協力頂きました皆様に感謝申し上げます。
 特に、日本政府代表部の伊原大使、志野大使、紅谷書記官には、JSAGの活動に絶大なご支援を頂き、心より御礼を申し上げます。
 川上さん、田中さん、宮城島さん、矢野さんには、JSAGのアドバイザーとして、貴重なご意見・ご指摘を賜りました。厚くお礼申し上げます。
 また、ILOの茶谷さんには事務局長として3年間支えて頂き、本当にありがとうございました。また、浅海さん、上月さん、木津さん、城取さん、辻田さん、長谷部さん、濱田さん、牧野さん、湊さん、モンルワさん、ジュネーブを去られてしまいましたが、伏見さん、黒岩さん、敦賀さん、松本さん、美濃羽さん、森山さん、幹事としてJSAGを、そして私を支えてくださって本当にありがとうございました。
 
 会長職は去りますが、今後もアドバイザーとしてJSAGを支えたいと思います。
 新会長となりました高木さんと新事務局長の辻田さんを支えて、皆さんでJSAGを大いに盛り上げていきましょう。
 この3年間、本当にありがとうございました。皆様のご健勝とご活躍を祈念しています。

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