玉川学園から中高生のご訪問を受けました

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「赤十字は中立な立場で活動するとのことですが、ISともコンタクトするのですか?」
「はい、全ての紛争当事者とコンタクトし、赤十字の活動、中立性を理解してもらった上で救援活動を展開します。その為に『テロリスト』という言葉は使いません。もし『テロリスト』という表現を使われたら、赤十字と対話しようという気が起きないですから。地元の赤十字・赤新月社のスタッフやボランティア、政府や非政府関係者、住民のネットワークなどを通じて、あらゆる人々とコンタクトを試みます。」
2016112日に玉川学園の中高生15名(引率4名)をILO(国際労働機関)UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、赤十字でお迎えし、生徒の皆さんが準備されたプレゼンテーションに沿って、それぞれの国際機関の活動についてディスカッションをしました。ILOでは、日本とEUの貿易事情とその課題についての発表を基に、東日本大震災後に日本の農産物が受けた海外での風評被害や、今後伸びると思われる輸出品目に至るまで、様々なトピックについて意見交換が行われました。UNHCRでは、生徒の皆さんが、難民とは具体的に誰なのか、そして、日本でのシリア難民の受け入れ数は、EUのケースと比較してどうして少ないのかを真剣に説明されました。英語での質疑応答では、生徒の皆さんの難民解決へのパッションを肌で感じ、とても頼もしく思いました。
玉川学園は文部科学省が指定する「スーパーグローバルハイスクール」(https://www.sghc.jp/)の1つ。将来、国際的に活躍する人材の育成を目指しています。今回ジュネーブを訪問された大岡礼奈さん(高2)は「現地で活躍している日本人職員の皆さんが輝かしく見えました。英語を自在に操り仕事をこなしている姿を目の当たりにして、私もそうなりたいと思いました。日々の英語の授業にもっと力を入れようと思うとともに、将来の進路についても様々なロールモデルを得ることができて、選択が広がった気がしました。」と話しました。
JSAGでは、未来の国際機関で働く日本人を応援するために、高校・大学などのご訪問をお受けしています。


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