国際機関への就職についての説明会を開催しました

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日本での就職活動と異なり、国際機関へはどのようにすれば就職できるのか分かりにくいのが実情です。そこで、国際機関への就職を視野に入れる日本人留学生に情報提供し、進路選択や就職活動を側面的に支援することを目的に、JSAGは在ジュネーブ国際機関日本政府代表部および日本人留学生有志の協力を得て、2016年11月25日にジュネーブのGraduate Instituteにて国際機関への就職についての説明会を開催しました。

ジュネーブで留学中の修士課程の学生を中心に23名が参加した説明会では、まず国際機関に正職員として採用されるまでのステップ、契約の種類等について概要をつかみました。続いて、国際機関への就職へのステップとなるインターンシップ、在外公館専門調査員制度、JPO派遣制度、そして国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)について、担当者や経験者からお話いただきました。

職歴がなくても応募でき、かつ在外公館勤務を通じて国際的な経験が積める専門調査員の魅力や、現役の邦人国連職員に占めるJPO出身者割合が高いこと、そしてYPP試験受験のコツ等、留学を終えた先のキャリアを考える上で有益な情報が共有されました。


現在国際機関で働いているGraduate Instituteの卒業生と留学生との質疑応答セッションでは、卒業生から現役の留学生に対して、学生時代に取り組んでいてよかったこと、等のアドバイスがありました。異なるバックグランドの人たちと議論をすること、ネットワークを築くこと、そして語学の習得が役立ったそうです。


参加者からは、国際機関を通じて様々な問題の解決に寄与することへの強い意志が必要だと痛感した、国際機関で活躍している卒業生の話を聞いて自分も頑張ろうと思った、国際機関へ実際に入るために必要な情報を学んで役立った、等の声が寄せられました。
説明会の後に開催された懇親会では、現役の職員も多く参加しました。留学生にとって、国際機関での仕事の内容や、就職後のキャリアパス等様々な疑問点を職員に聞いてみたり、ネットワークを築く機会となったようです。

JSAGは今後も、国際機関を通じて様々な問題の解決に寄与することを希望する学生の方々に役立つよう、多くの国際機関の邦人職員の協力を得て、セミナーや情報提供等を、行いたいと思います。

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